品川区は新総合庁舎を整備するため、建築、電気設備、機械設備の三工種に分け、制限付き一般競争入札を公告した。参加希望申請は4月21日まで受け付ける。開札日は7月29日。予定価格は、建築が425億8408万円(税込み)、電気設備が111億2269万4000円(同)、機械設備が156億5753万2000円(同)。
建築の参加要件は5者JVで、構成員のうち第一グループは建築Aの共同格付順位1〜30位まで。電気設備は4者JVで第一グループは電気Aの区内業者、機械設備は4者JVで第一グループは給排水衛生・空調Aの区内業者など。
新庁舎の構造は地下部分が鉄骨鉄筋コンクリート造、地上部分は鉄骨一部鉄筋コンクリート造。規模は地下2階地上14階建て延べ6万0779平方b。免震構造を採用する。
防災指令の拠点とするため、受変電設備や非常用発電機は6階の屋内に設置する。またマイクロコージェネレーションシステムを導入し、エネルギー源を複数確保する。
環境計画は、ZEB Readyの認証取得、CASBEEのSランクを目指す。屋上に設ける太陽光パネルは約70`hの発電量で蓄電池も設置する。水平庇で日射を遮断する他、吹き抜けから自然光を取り入れ、自然換気を促す。
工事場所は広町2ノ2ノ5。工期は2029年6月29日。
設計は日建設計(千代田区)、管理支援業務は三菱地所設計(千代田区)がそれぞれ担当。
提供:建通新聞社