新橋駅前ビルなどを含めたJR新橋駅の東エリアで、再開発に向けた検討が進んでいる。新橋駅東口地区市街地再開発準備組合が2月に発足しており、今後は6月末の総会後に、事業スケジュールなどを示す見通しだ。
計画地は港区新橋2丁目で、国道15号線(第一京浜)、外堀通り、JR線路に囲まれた三角地帯の区域。新橋駅前ビル1号館、同2号館などが所在する。
新橋駅ではJR路線に加え、東京メトロや都営地下鉄、新交通ゆりかもめなどが段階的に整備されてきた。このため歩行者動線や自動車動線が輻輳(ふくそう)し、バリアフリー対応も不十分で、歩行者空間も手狭となっている。再開発により、交通結節点にふさわしい機能強化を目指す。
事業推進に当たり、19年に大成建設(新宿区)とアール・アイ・エー(港区)と業務支援に関する協定書を締結。20年に三井不動産(中央区)を事業協力者とし、23年にはダイビル(大阪市北区)とトヨタ不動産(千代田区)を事業協力者に加えていた。
提供:建通新聞社