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建通新聞社(東京)
2025/05/13

【東京】境浄水場ポンプ所築造 98億円でフジタJV

 東京都水道局は境浄水場(武蔵野市)に送配水ポンプ所を築造する工事の施工者をフジタ・クボタ・南海辰村JVに決めた。5月9日に開札した一般競争入札に1番札で応札した同社を落札者とした。応札金額は98億1000万円。900日の工期で送配水ポンプ所の築造工や各種配管工などを手掛けてもらう。
 境浄水場の所在地は武蔵野市関前1ノ8ノ37(敷地面積20万2531平方b)。2030年代に着手する東村山浄水場(東村山市)の再構築が能力低下を伴うため、先に境浄水場を再構築して高度浄水処理施設を造り、1日当たり24万5000立方bの能力増強を図って補う。また、送配水ポンプ所を新設して配水区域を広げる。東京設計事務所(千代田区)が詳細設計を手掛けた。
 入札には4JVが参加申請し、1者は辞退、1者は指名停止の構成員がいたため無効とした。残る2者の内、1番札のフジタ・クボタ・南海辰村JVを落札者とした。
 事後公表の予定価格は101億6297万円、調査基準価格は94億0922万5473万円(設定率92・5%)で、フジタ・クボタ・南海辰村JVの落札率は96・5%だった。提供:建通新聞社