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建通新聞社(東京)
2025/05/27

【東京】都 辰巳4―1期整備で基本設計 7棟650戸程度

 東京都財務局は都営辰巳一丁目団地の第4―1期整備に伴う基本設計の委託先を選定するため、5月26日にプロポーザル手続きを開始した。7棟650戸程度の新住棟建設を計画している。建築設計の競争入札参加有資格者から6月2〜6日に参加表明書を、同月20〜27日に技術提案書をそれぞれ受け付け、7月15日のヒアリングを経て8月5日に特定し、9月1日に見積もり合わせを行う。参考業務規模は税込み4100万円程度。2026年3月6日の履行期限で成果を得て、実施設計につなげる。
 辰巳一丁目団地(江東区辰巳1ノ8他、約13・8f)は辰巳一丁目アパートを建て替えて整備する。
 辰巳一丁目アパートは1967年度完成の83棟5階建て2905戸、68年度完成の12階建て2棟357戸、69年度完成の4階建て2棟64戸の合計87棟3326戸で構成。
 このうち2・3・8・9街区の4街区(敷地面積9万8200平方b)に立つ60棟2087戸を4期に分け、2032年度までに17棟(A〜Q棟)2950戸程度に建て替える計画だ。
 今回、基本設計を委託する第4―1期では、27〜31号棟、35〜41号棟、44〜46号棟の合計15棟を除却して、11〜14階建てのL棟とM―1〜3棟、N―1〜3棟の7棟650戸程度を建設する。
 「都営辰巳一丁目団地建替事業」の環境影響評価の変更届(22年3月24日届出)によると、第4―1期の整備スケジュールは26年度第4四半期〜27年度第2四半期に既存住棟を除却し、27年度第4四半期〜31年度第3四半期に新住棟を建設するとしている。
 第4―1期の敷地の用途地域は第1種中高層住居専用地域で容積率が300%、建ぺい率が60%。第3種高度地区と準防火地域に指定されている。提供:建通新聞社