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　東京都住宅政策本部は都営住宅の建て替えで創出した八王子市中野山王３丁目の用地を開発するため、２０２５年度内に事業の実施方針と開発に当たる事業者の募集要項を具体化する。関連業務をセット設計事務所（国分寺市）に委託した。26年度に実施方針と募集要項を順次公表して事業者の選定手続きを進め、27年度の事業者決定を目指す。
　対象の用地は八王子市中野山王３ノ６他の面積約２�f。八王子中野町アパートを中野山王三丁目団地に建て替える中で創出した。併存店舗付きの住棟２棟（４・５号棟）と市の子ども・若者育成支援センター（はちビバ中野、鉄筋コンクリート造平屋４１１平方�b）が残っている。
　住宅政策本部では民間活力を導入して開発し、生活利便施設や地域の居場所となる交流施設などを整備して、誰もが暮らしやすい生活の中心地を形成する考え。
　一方、地元の八王子市は開発の前提を整えるため、用途地域の変更や地区計画の設定に関する都市計画手続きを進めている。
　具体的には用途地域を第１種中高層住居専用地域から第２種住居地域（いずれも建ぺい率60％、容積率２００％）に改めて、３０００平方�b以上１万平方�b以下の店舗や事務所などを建設できるようにする。地区計画ではギャンブル施設などの建築を制限するとともに、敷地面積の最低限度を５００平方�b、建築物の高さの最高限度を20�bと定める。
　６月９日まで都市計画の原案に対する意見を受け付けている。住宅政策本部による実施方針の公表までに所定の手続きを完了する見通しだ。提供：建通新聞社