武蔵小金井駅北口駅前東地区市街地再開発準備組合は6月19日付で東京都から本組合の設立認可を受けた。住宅や店舗を主な用途とする2棟・総延べ床面積5万平方b超の施設建築物を建てる。2026年度の権利変換計画認可を経て同年度内に着工し、29年度の完成を目指す。総事業費は約414億円を見込む。
施行エリアは小金井市本町5丁目地内の面積約0・6f。JR中央線武蔵小金井駅の北側ロータリーに隣接しており、市道(ムサコ通り)を挟んだ南北2街区にそれぞれ施設建築物を建設する。
具体的に見ると、駅寄りの南街区に建てる施設建築物は鉄筋コンクリート造地下1階地上35階建て延べ約4万8200平方b。住宅をメインに、店舗や駐車場などを配置する。面積約720平方bと同約140平方bの広場も街区内に設ける。
一方、北街区の施設建築物は鉄骨造4階建て延べ約3400平方b。店舗や駐輪場などを置き、屋上に面積約300平方bの広場を設ける。
事業の中で南街区と北街区を立体歩行者通路でつなぐ他、ムサコ通りの延長約80bを拡幅する。
2月から特定業務代行者の選定手続きを進めており、7月下旬に選定結果を通知する予定。募集要項によると、組合設立後の事業スケジュールは9月をめどに既存の解体工事などを始め、26年6月ごろに権利変換計画認可を得て本体工事につなげる。30年1月の工事完了を見込んでいる。
参加組合員は住友不動産。事業コンサルタントはINA新建築研究所で、基本設計も担当した。
提供:建通新聞社