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建通新聞社(東京)
2025/07/28

【東京】都 特支3校改築基本計画 葛飾を翔に、港と調布はPMC

 東京都教育庁は葛飾特別支援学校の改築に向けた基本計画作成業務の委託先を翔設計(渋谷区)に決めた。グラウンドに仮設庁舎を設けた上で、延べ床面積約1万2000平方bの新校舎を整備する方針だ。また、港特別支援学校と調布特別支援学校の改築に関わる基本計画作成業務をパブリック・マネジメント・コンサルティング(PMC、品川区)に委託。それぞれ別地に仮設校舎を設け、港特支を延べ床面積約2万平方b、調布特支を同約1万1500平方bの規模に建て替える考え。いずれも2026年3月13日を期限に業務成果を得て、27年度に基本設計に着手する見通しだ。
 葛飾特別支援学校は区道で隔てられた葛飾区金町2ノ14ノ1の西側敷地(面積6378平方b)と金町2ノ20ノ1の東側敷地(同4046平方b)に立地。建物の規模は▽校舎棟=鉄筋コンクリート造2階一部3階建て延べ6698平方b(1982年完成)▽特別教室棟=鉄筋コンクリート造2階建て延べ612平方b(2007年完成)▽特別活動棟=鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て延べ340平方b(1982年完成)―となっている。
 東側敷地のグラウンドにリースで仮設校舎を設けて改築する方向。新校舎の延べ床面積は約1万2000平方bを見込む。34年度の供用開始を目指している。
 7月24日開札の希望制指名競争入札に1番札の800万円で応札した翔設計を基本計画作成業務の委託先とした。
 港特別支援学校は港区港南3ノ9ノ45(敷地面積1万0386平方b)にあり、鉄筋コンクリート造3階建て延べ8142平方bの校舎棟(1983年完成)と鉄骨造2階建て延べ964平方bの増築棟(94年完成)が立地している。
 仮設校舎を中央区晴海2丁目の都有地(面積約1・3f)の半分程度を活用して設ける。2027年度の着工、29年度の供用開始を経て、現施設を建て替えられるようにする。新校舎の延べ床面積は約2万平方bを想定。34年度の供用開始を予定している。
 調布特別支援学校は調布市調布ケ丘1ノ1ノ2(敷地面積6464平方b)に立地。鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ4718平方bの校舎棟(1976、2001年完成)と、鉄筋コンクリート造2階建て延べ608平方bの体育館棟(1976年完成)を建て替える。
 新校舎の延べ床面積は約1万1500平方bを見込む。33年度の供用開始を目指す。
 港特支と調布特支の基本計画作成業務はそれぞれ7月10日に希望制指名競争入札を開札。港特支に380万円、調布特支に310万円の1番札で応札したPMCを委託先とした。提供:建通新聞社