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建通新聞社(東京)
2026/02/03

【東京】多摩の新たな防災拠点 概算事業費528億円

 東京都は多摩地域の新たな防災拠点の整備にかかる概算事業費を約528億円と見積もった。延べ床面積約5万平方bの新施設建設を想定する中で設計や工事などに約465億円を投じる他、整備中の代替施設の確保に必要な土地賃借料や建物リース費などに約63億円を配分するとしている。2026〜27年度に基本・実施設計を進めるとともに、27年度内に整備場所にある多摩広域防災倉庫の解体工事に着手する。28年度には建設工事の契約手続きを行って、29年度の着工、33年度中の竣工を目指す。
 整備場所は立川広域防災基地内の立川市緑町3256ノ5(敷地面積約2万2420平方b)。現地に立つ多摩広域防災倉庫の総延べ床面積約1万7800平方bを解体した上で、防災センターと防災備蓄倉庫・広域輸送基地の機能を併せ持った新施設を建設する。
 新施設の想定規模は地下1階地上4階建て(高さ約28b)で延べ床面積約5万平方b。地下1階に防災センター機能を置き、災害対策本部室や執務室などに約4000平方b(想定収容人員約550人)を割り当てる。1〜3階は防災備蓄倉庫機能と広域輸送基地機能とし、約1万6000平方bの保管容量や1日当たり5000パレットの搬出入能力を確保する。4階は災害時の宿泊や平時の研修などに使うスペースで、約4000平方bのうち約3200平方b(想定収容人員280人)を宿泊・仮眠室に、約800平方bを研修室に充てる。
 屋上には緑化を施して、太陽光発電設備なども設ける。また、非常用発電設備に油燃料を活用するとともに、中圧ガスの導管を敷設した上でガス発電設備の導入を推進する。
 概算事業費のうち新施設の設計や工事などに投じる約465億円は▽多摩広域防災倉庫の解体設計、撤去など=約10億円▽新施設の調査、設計など=約14億円▽新施設の建設=約441億円―を積み上げた。
 整備中の代替施設は近傍の立川市富士見町2ノ104ノ1(敷地面積約2万5000平方b)を候補地に確保。約1000平方bのテント倉庫を10棟程度設けて多摩広域防災倉庫の機能を維持できるようにする。
 また、新施設に機能を移転させる立川地域防災センターの既存施設(立川市緑町3233ノ2、総延べ床面積約1万4450平方b)については、具体的な機能や整備時期などを別途検討する。
 日本工営都市空間(名古屋市東区)への業務委託を通じてこれらを盛る基本計画を策定した。提供:建通新聞社