中野区は3月26日、中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画に関する見直しの方向性を明らかにした。ポピュラー音楽公演を主な用途とした3000〜5000人規模のホールや公共公益性の向上につながる空間の他、住宅やオフィス、商業施設など市場ニーズや採算性が高い用途構成・機能を検討する。また、市街地再開発事業だけでなく定期借地権など区有地の有効活用を含めた多様な事業手法を検討しながら「100年後に再整備」する可能性を踏まえた検討を進める。
基本的なコンセプトは従来の考え方を踏襲しつつ、新しい中野モデルと評価される再整備を追求する方針だ。すでに閉鎖している中野サンプラザの再利用を求める声が多数寄せられていることを受け実施した大規模改修の調査結果もこの日、区は公表した。大手建設コンサルタント5社に見積を依頼した結果、「算定自体が困難との見解が示された」とし、うち1社から調査の見積もり自体が困難なこと、今後の詳細調査で増額となることを前提に「調査および改修基本設計」として約6・7億円、調査期間約2年という見積もりが示されたことを踏まえ、「今後の追加調査は行わない」とした。
区は、事業性について継続的なヒアリング調査を進めながら8月をめどに再整備事業計画の改定素案を取りまとめる。2027年度には民間事業者の募集を初め、同年度内に事業者を決定する。29年度中の都市計画決定を経て30年度以降に既存建物の解体、建築工事の着手を目指す。竣工は34年度の予定だ。
提供:建通新聞社