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建通新聞社(岡山)
2016/06/15

【岡山】岡山市 旧東区役所等跡地 公募型プロポで売却へ

 岡山市は、東区西大寺上2丁目地内の旧東区役所等の跡地を公募型プロポーザル方式により売却する。市では、西大寺駅前、文教地区に隣接しているという特性を生かし、若い世代をターゲットとした郷土を愛する人づくりや魅力づくりによる持続性のある定住促進と地域活性化につながる活用を求めている。なお、住宅(マンション)単独の用途の提案は対象外とするとしている。 
 応募資格は、計画が実現ができる資金力や企画力などを有する国内で法人登録している事業者または複数の事業者で構成するグループ。 7月13日に東区役所で応募事業者への説明会(現地確認含)を予定している。説明会への参加申し込みは30日午後5時までに同区役所総務・地域振興課まで。 
 主なスケジュールは、7月13日から8月31日までの応募登録、10月31日から11月2日までに応募書類の受け付け、11月18日の審査委員会による応募者ヒアリングなどを経て、11月22日に優先交渉権者を決定、順調なら12月下旬に売買契約を締結する予定。最低売却価格は2億6385万円。
 物件の概要は、岡山市東区西大寺上2ノ630ノ1他の約8463平方b。建物は、いずれも旧耐震施設で1964年築の旧東区役所庁舎(鉄筋コンクリート造3階建て延べ約3460平方b)、67年築の旧東消防庁舎(同造2階建て延べ約765平方b)、68年築の旧東水道センター庁舎(同約444平方b)。 
 また、所有権移転後の遵守事項として、既存建物を解体撤去する場合は、契約締結から5年以内に提案内容を履行すること、既存建物を続用(市が認めた場合)する場合は3年以内の耐震改修を必須としている。用途指定はいずれも事業開始から10年間。
 なお、市では建物はすべて取り壊しが最有効と判断しており、最低売却価格は更地総額から建物等解体撤去費用相当額を控除して積算している。

(提供:建通新聞社)