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2022/05/06

初の技士補 1級4・9万人が誕生

 新たな受験制度で初となる2021年度の技術検定で、1級技士補4万9092人、2級技士補7万9047人が誕生した。技術検定全体では、女性比率(全体に占める女性受験者数の割合)が増加傾向で推移。2級技士の女性合格者は3379人となり、過去最多を更新した。
 新たな受験制度は、改正建設業法に基づき技術検定試験を再編したもの。これまで学科と実地に分けていた試験区分を第1次検定と第2次検定の二つに分けた。第1次検定に合格すれば技士補の資格を取得できる。2級技士補は17歳以上であれば実務経験のない高校生でも受験ができるようになっている。
 1級技士補の合格者数は土木が2万2851人で最多を占め、以下、建築が8025人、電気工事が7993人、電気通信工事が4730人、管工事が3792人、造園が1080人、建設機械が621人で続いた(技士・技士補の合格者数の種目別内訳は添付表参照)。
 女性受験者については、1級で第1次検定・第2次検定ともに合格者数の女性比率が過去最高を更新した。一方、2級では女性合格者比率が第1次検定で過去最高を更新したものの、第2次検定で前年度より減少した。
 各受験者数は、1級第1次検定が10万4252人(前年度比10・6%増)、1級第2次検定が6万0487人(6・5%減)、2級第1次検定が13万6851人(37・3%増)、2級第2次検定が7万0992人(24・2%増)となった。2級第1次検定受験者の大幅な伸びはコロナ禍で前期試験を取りやめた反動増となっている。
 国土交通省が21年度の技術検定結果を集計した。

提供:建通新聞社