高市新内閣が10月21日に発足し、中野洋昌国交相の後任に自民党の金子恭之元総務相(衆院、熊本4区)が就任した。自民党からの起用は金子一義元衆院議員以来、16年ぶりとなる。
金子氏は熊本県出身の64歳。早稲田大学商学部を卒業後、2000年に初当選し、現在9期目となる。これまでに岸田内閣で総務相を務めた他、副国交相、衆院国交委員長などを歴任した。
民主党に政権交代した09年を経て、自民党が政権に復帰した第2次安倍政権以降も、国交相ポストは5代にわたって公明党からの起用となっていた。自民党内からは国民生活に深く関わる国交相ポストを求める声も根強く、公明党との連立解消により16年ぶりに自民党からの起用となった。
この他、主な閣僚として、財務相に片山さつき氏(参院比例)、農水相に鈴木憲和氏(衆院山形2区)、経産相に赤澤亮正氏(衆院鳥取2区)、防衛相に小泉進次郎氏(衆院、神奈川11区)が就く。
提供:建通新聞社