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2010/11/01

9月の住宅着工 4カ月連続で増加 国交省

 国土交通省の建築着工統計調査報告によると、9月の新設住宅着工戸数は前年同月に比べ17・7%増の7万1998戸と、4カ月連続で増加した。分譲住宅が22カ月ぶりに2万戸台を回復したことに加え、持家も二けたの伸びを示したことが要因だ。
 利用関係別に着工戸数を見ると、分譲住宅が58・9%増の2万0067戸。内訳はマンションが124・8%増の1万0524戸、一戸建てが20・5%増の9485戸といずれも大幅に増加。持家は12・9%増の2万7670戸、貸家は2・2%増の2万3696戸だった。一方、給与住宅は35・4%減の565戸と減少した。
 地域別では、首都圏が34・6%増の2万7804戸、中部圏が22%増の9263戸、近畿圏が0・6%増の1万0532戸、その他地域が8・6%増の2万4399戸。首都圏や中部圏では、マンションの着工戸数が大幅に増えた。
 全建築物の着工床面積は、26・5%増の1128万平方b。発注者別では、公共建築主が16%増の73万平方b、民間建築主が27・3%増の1055万平方b。
 民間非居住用建築物を使途別に見ると、事務所は大規模案件の着工があったため204・1%増の78万平方bと大きく増えた。工場(41・1%増の62万平方b)や店舗(25・7%増の54万平方b)も増加したが、倉庫(11%減の30万平方b)は減少した。

提供:建通新聞社