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中央ニュース

2011/05/19

東北のエコタウン化目指す 環境省が復興への基本的対応方針

 環境省は、東日本大震災からの復興に向けた基本的対応方針を決めた。再生可能エネルギーの大胆な導入や分散型エネルギーの整備など、エネルギー効率の高い東北を目指すとしたほか、地域再生の起爆剤となる「三陸復興国立公園(仮称)」の整備なども掲げた。公共施設への省エネ設備の導入などを支援し「東北のエコタウン化」を進める。
 震災から2カ月が過ぎ、生活再建・復興に向けた動きが始まる中で、がれき処理などの取り組みに加えて、環境省として被災地における本格的な復興に貢献する。
 原発事故などの影響で転換を迫られているエネルギー政策については、東北地方のポテンシャルを生かした再生可能エネルギーの大胆な導入、節電や災害に強い分散型エネルギーの整備などで、エネルギー効率を高める。
 水産業振興、観光地としてのブランド化につなげる三陸復興国立公園をはじめ、被災を記録・継承するための学びの場、災害時の緊急避難場所・避難路にもなる「鎮魂の森」や「三陸海岸トレイル」なども整備する。
 また、がれきに関しては、居住地周辺で8月末までにまでにおおむね撤去。放射性物質で汚染された恐れのあるがれきの処理方法を検討し、適切な対策を進める。

提供:建通新聞社