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中央ニュース

2012/11/05

建設関連業のイメージアップへ 学生説明会など開催

 国土交通省は、建設コンサルタント、地質調査、測量といった建設関連業の人材を確保するため、イメージアップに向けたさまざまな取り組みを展開している。本年度は工業系大学の学生を対象に、建設関連業で働くことの魅力を伝える説明会を開催。建設関連業の社会的役割や業務内容を紹介した同省のホームページ(http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000062.html)にも、新たな情報を追加する方針だ。
 建設関連業は、社会資本整備の調査、計画、設計などといった重要な役割を担っているが、経営環境や労働環境は厳しく、特に若手技術者の確保が難しい状況が続いている。このため国交省はことし6月に「建設関連業イメージアップ促進協議会」を設置し、建設関連業の社会的認知度向上や人材確保の在り方を探ってきた。
 本年度の具体的な取り組みとしては、6月に高知工科大学、10月に芝浦工業大学で学生を対象とした説明会をそれぞれ開いた。国交省の担当者が建設関連業の全体像を説明した上で、建設コンサルタント、地質調査、測量の分野ごとに、実務者が業務内容や各分野で働くことの魅力を語った。
 説明会を受けた学生にアンケートしたところ、「説明会によって、建設関連業界を就職先の一つとして考えられるようになった」との回答が65%を占めたという。12月には、東京都市大学で説明会を開く見込みだ。
 また、各大学の就職担当窓口に対し、建設関連業に対する認知度向上のためのリーフレットを配布する。

提供:建通新聞社