トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2013/01/16

農水省13年度予算 公共事業費23・2%の増額要求

 農林水産省は、財務省に再提出した2013年度予算の概算要求に、公共事業費として前年度比23・2%増の6033億円を盛り込んだ。公共事業費は9月に提出した概算要求から371億円を上積みし、国土強靭化・競争力強化などの関連予算を重点要求した。特に、農業農村整備事業には40・7%増の2997億円を要求、老朽化した農業水利施設の長寿命化・耐震化対策などを進めるとしている。
 民主党政権下の9月にまとめた13年度の概算要求でも、公共事業費は5662億円で15・7%の増額要求としていたが、政権交代を受けて再提出した概算要求ではさらに371億円を上乗せし、要求額を3年ぶりに6000億円台に回復させた。
 今回の概算要求における公共事業費の内訳は▽農業農村整備2997億円(40・7%増)▽治山636億円(10・6%増)▽森林整備1296億円(10・5%増)▽水産基盤整備763億円(10・5%増)▽海岸43億円(10・5%増)▽農山漁村地域交付金106億円(10・5%増)▽災害復旧193億円(同額)―となっている。
 個別事業では、農業農村整備事業で、老朽化した農業水利施設の長寿命化・耐震対策の拡充を図るほか、水田の大区画化や畑地のかんがいなどの整備も進める。集中豪雨などで被害が住宅・公共施設に及ぶ恐れがある地域の治山事業にも重点的に予算要求する。

提供:建通新聞社