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中央ニュース

2013/01/17

医療・社会福祉施設の耐震化を推進

 厚生労働省は、総額3兆2198億円に上る2012年度予算案の概要をまとめた。医療施設や社会福祉施設の耐震化を進めるために関係する基金を積み増したほか、水道施設の耐震化・老朽化対策に要する費用を計上するなど、防災・減災対策を重視する内容となった。
 緊急経済対策として打ち出した重点分野のうち、「復興・防災対策」では、2次救急医療機関の耐震化を推進するための医療施設耐震化臨時特例基金に406億円を積み増した。また、震災に備えた医療体制の整備に向けて、地域医療再生基金を拡充し、震災・津波対策のための移転を含め支援する。
 社会福祉施設の耐震化に当たっては、社会福祉施設等耐震化等臨時特例基金に97億円を積み増した。また、福祉医療機構に46億円を出資し、社会福祉施設や医療施設の耐震化に際して、必要な資金を低金利・長期で貸し付けることも決めた。
 水道施設の耐震化・老朽化対策には278億円を充て、自治体による対策に必要な費用を補助していく。

提供:建通新聞社