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中央ニュース

2015/05/13

14年度の受注 前年比2・3%増の77・6兆

 全国の建設会社が2014年度に受注した工事の総額が前年度比2・3%増の77兆6688億円となったことが、国土交通省の建設工事受注動態統計調査報告で明らかになった。早期執行が図られた公共工事が年度前半の受注高をけん引。年度後半に入ってからは、民間工事の受注も回復傾向に向かったため、年度を通じた受注額が前年度を上回る結果となった。
 受注総額のうち、元請け受注高は3・9%増の53兆8489億円、下請け受注高は1・1%減の23兆8199億円だった。業種別では、総合工事業が2・6%増の50兆3203億円、職別工事業が1・9%増の8兆9886億円、設備工事業が1・9%増の18兆3599億円といずれも増加している。
 公共機関からの受注(1件500万円以上)は4・3%増の16兆2806億円で、国の機関から1・5%増の5兆7725億円、地方の機関から5・9%増の10兆5081億円を受注した。政府関連企業が33・3%増の2兆0258億円、地方公営企業が27・9%増の1兆1262億円と大幅に増加した。
 民間受注のうち、大型の建築・建築設備工事(1件5億円以上)の受注総額は9・5%増の8兆0948億円。発注者別でみると、運輸業・郵便業が29・6%増の5573億円、情報通信業が77・2%増の1891億円、不動産業が14・9%増の2兆6923億円と、前年度を大きく上回った。
 民間からの土木・機械装置等工事(1件500万円以上)は4・2%増の5兆4504億円だった。
 
提供:建通新聞社