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中央ニュース

2016/09/28

東京五輪 競技コースに遮熱性舗装

 国土交通省は、2020年東京五輪の暑さ対策として、競技コースに使用される公道に遮熱性舗装を積極的に採用する方針を固めた。遮熱性舗装は、保水性舗装など、他の舗装に比べて路面の温度上昇を抑制する効果が最も高いとして、舗装更新に合わせて計画的に整備する。また、街路樹の樹冠の確保による緑陰形成を図るなど、観客の暑さ対策も講じる。
 東京五輪で使用する公道に遮熱性舗装を採用する方針は、東京都、日本陸上競技連盟、日本パラ陸上競技連盟などの関係者で構成する「アスリート・観客にやさしい道の検討会」の提言に盛り込まれた。
 遮熱性舗装は、国交省が行った実証試験で、密粒舗装や保水性舗装と比べ、路面の温度上昇を最も抑制する効果が実証された。さらに、8月31日に都内で行われた現地試走会では、照り返し・湿度・滑りにくさの評価も最も高かった。保水性舗装は散水作業や降雨が必要になるため、継続的に散水が実施できる地区に限定して選択する。
 歩道は、新設する箇所でブロック舗装を採用し、温度上昇を抑制する。
 提言ではこの他、既存の街路樹の樹冠を確保して緑陰を形成することも要請。東京五輪の競技コースとして利用される国道の街路樹については、通常5年に1度行われる街路樹の剪定サイクルを3年に1度に短縮し、樹冠の再生と緑陰形成を図る。壁面緑化や公開空地の緑化、ドライミストの設置など、関係機関や民間企業と連携した対策も講じる。

提供:建通新聞社