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2017/04/21

生産性向上 技術開発に助成金 提案募集を開始

 国土交通省は4月20日、建設分野の技術開発を支援する建設技術研究開発助成で、2017年度の「政策課題解決型技術開発公募(一般タイプ)」を開始した。建設現場の生産性向上につながる「3次元データ等を活用した新たな建設手法」などの5テーマを設定し、5月31日まで提案を受け付ける。6月までに10〜15件を選び、1件当たり最大1000万円を助成する。
 建設技術研究開発助成は、建設分野の技術革新を推進するため競争的資金制度として、2001年度に創設された。国交省が設定したテーマに応じた新技術を対象とする政策課題解決型技術開発公募は、民間企業、大学、一般社団法人などを対象に上限1000万円を助成する。
 17年度に提案を募る5テーマは▽3次元データ等を活用した新たな建設手法の開発▽建設現場のヒト・モノをリアルタイムでつなぐ現場のIoT化技術▽建設ロボット技術等の開発▽効率性を大幅に向上させる維持管理・更新リサイクルに関する技術▽災害対応の高度化―で、いずれもi−Constructionに関連したもの。
 3次元データの活用では、UAVなどを使った3次元測量の精度向上と迅速化、BIM・CIMの現場活用拡大、地下埋設物の3次元管理などの提案を例示。建設ロボット技術では、女性・高齢者が活用できるパワーアシストシステムなどの提案を求めている。

提供:建通新聞社