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2017/10/31

建設業の99・6% 高年齢者の雇用確保

 厚生労働省は、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高齢者雇用安定法)」に基づき、高齢者を65歳まで雇用するための「高齢者雇用確保措置」の実施状況などを集計した2017年「高齢者の雇用状況」をまとめた。建設業では、この調査が対象とした従業員31人以上の企業の99・6%で定年制の廃止や、定年の引き上げ、継続雇用制度の導入―のいずれかの雇用確保措置が講じられていることが確認された。
 「高齢者雇用安定法」は、65歳までの安定した雇用を確保するため、定年制の廃止、定年の引き上げ、継続雇用制度の導入―のいずれかの措置を講じるよう義務付ける一方、毎年6月1日現在の高齢者の雇用状況の報告を求めている。
 従業員31人以上の企業15万6113社の状況を、従業員31人〜300人を「中小企業」、301以上を「大企業」として集計した結果、定年制を廃止、または65歳以上を定年としている企業は合計3万0656社で、前年より2115社増加した。全集計企業に占める割合は19・6%で、前年より0・9ポイント増えた。
 このうち定年制を廃止している企業は4064社。企業数に変動はなかったものの、その全集計企業に占める割合は2・6%となり、前年と比べ0・1ポイント減少した。
 一方、65歳以上定年企業は2万6592社で、前年より2115社増加。全集計企業に占める割合は、前年より0・1ポイント増えて17%となった。
 定年制を廃止している中小企業は3983社で、全集計企業に占める割合は、前年より0・1ポイント減の2・8%。大企業は81社で、前年と同じ0・5%だった。
 「65歳以上定年」を導入している中小企業は、前年より1968社増えて2万5155社だった。全集計企業に占める割合は、前年より1・1ポイント増加して18%になった。大企業は147社増えて1437社となり、全集計企業に占める割合も0・7ポイント増加して8・9%となった。
 「希望者全員が66歳以上まで働ける継続雇用制度を導入している」中小企業は、前年より1393社増えて8540社となった。全集計企業に占める割合も0・9ポイント増加して6・1%。大企業は58社増えて355社となり、全集計企業に占める割合は0・3ポイント増えて2・2%となった。
 70歳以上まで働ける企業は、中小企業には3万2779社あった。前年より2504社増加し、全集計企業に占める割合は1・3ポイント増の23・4%。大企業は前年より294社増えて2497社となり、全集計企業に占める割合は1・5ポイント増えて15・4%となった。

提供:建通新聞社