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　建設業振興基金は、建設キャリアアップシステムと民間の労務管理システムや入退場管理システムをデータ連携させる。振興基金の認定を受けた民間システムと建設キャリアアップシステムが就業履歴情報を送受信できるようにし、民間システムのユーザーが民間システムを通じて建設キャリアアップシステムに就業履歴を蓄積できるようにする。
　振興基金は、民間システムの運営会社を対象に連携認定の審査申請を２月28日から受け付けている。技能者の就業履歴情報の記録・管理、セキュリティの確保、就業履歴情報の共同利用、などの条件を満たすことを条件に、システム間での就業履歴情報の送受信を認める。
　民間運営のシステムには、ＭＣデータプラス（東京都）のグリーンサイト、コムテックス（富山県）の労務安全管理システムの他、ゼネコン各社が自社開発したシステムなどがある。これら既存の民間システムと連携することで、建設キャリアアップシステムと民間システム双方の利便性を向上させる。
　技能者の本人確認を行い、真正性が確保される建設キャリアアップシステムとの連携で、民間システムの真正性を高める効果も期待できるという。

提供：建通新聞社