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2019/01/15

【地方建設専門紙の会】そこが知りたい 建設キャリアアップシステム(第3回)

そこが知りたい 建設キャリアアップシステム
第3回 システムの利用手順

■□■ 現場単位で就業履歴蓄積 ■□■

そこが知りたい 建設キャリアアップシステム(3回目の3)_1 システムに登録した技能者は、元請け事業者が各現場に設置するカードリーダーに「建設キャリアアップカード」をかざすと、自動で日々の就業履歴が蓄積される。元請け事業者は現場開設時に現場・契約情報、下請け事業者は現場・契約情報に対応する施工体制や作業員名簿を登録する。

Q.システムに蓄積される技能者の就業履歴とは?

A.技能者が各現場で就業した年月日と就業日数・履歴数が現場単位で蓄積される。対象の現場での立場(職長、班長など)も記録し、技能者が現場のマネジメントに携わった経験も評価できるようにする。

Q.技能者と技能者の所属事業者が閲覧するにはどうすればいいでしょうか?

A.技能者は、自身の就業履歴と資格情報を閲覧するだけでなく、経歴を証明する書類としても出力できる。技能者が所属する下請け事業者は、自社の事業者登録情報、所属技能者の登録情報・就業履歴情報の一覧を閲覧可能。自社の技能者のカードの色(評価レベル)ごとの人数、有資格者数、社会保険加入率などをシステム上で集計できる機能も備える予定だ。

Q.元請け事業者と上位下請け事業者が閲覧できる範囲は?

A.自社の事業者登録情報の他、稼働中の現場に限って下位の下請け事業者と所属する技能者の登録情報を閲覧できる。他社の事業者情報の検索・閲覧も認められているが、他社の技能者情報と就業履歴情報の閲覧には技能者本人と所属事業者の同意が必要になる。