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2019/07/24

BIMの将来像・工程表でたたき台

 国土交通省は、BIM活用の効果や環境整備の方向性を「建築BIMの将来像と工程表(たたき台)」としてまとめ、7月23日に開いた建築BIM推進会議に報告した。工程表では、建築生産プロセス全体の共通ルールとして、国交省と関係団体が「BIM標準ガイドライン」を策定すると記載。建築確認では、まず補助的にBIMモデルを活用する。関係法令を整備した上で、BIMモデルを活用した建築確認審査や中間・完了検査を実施する方針を示した。
 建築BIM推進会議は、建築分野の生産性を向上させるため、国交省、特定行政庁、発注者、設計・施工・維持管理などの関係団体を集め、6月に発足した。国交省が参加者の意見を集約し、将来像と工程表のたたき台をまとめ、23日の会合に報告した。
 BIM活用の将来像では、3次元モデルの形状と属性情報で空間を確認できるため、建築の専門家以外も建築物のイメージを共有できるようになるとし、設計・施工の工程をスピードアップしたり、IoTやAIとの連携が容易になるなど活用によって生まれるメリットを挙げた。
 こうした将来像を実現する基本戦略として、先進的なBIM活用を官民で後押しし、その上で建築分野全体でBIM活用を一般化するとした。国際標準・基準に沿ってこうした取り組みを進める方針も示した。
 工程表では、国交省と関係団体で、企画・設計・施工・管理の各段階で必要となるBIMモデルの形状と属性情報を整理した「BIM標準ガイドライン」を策定すると記載。BIMモデルで契約を結ぶための標準契約書もつくる。
 建築確認へのBIM活用については、まず2次元図面の審査に補助的にBIMモデルを活用。ビューワーソフトの開発を待ち、建築確認審査・中間検査・完了検査にBIMモデルを本格的に活用できるようにする。審査・検査にAIも活用し、手続きの効率化も図る。
 BIMを活用する人材の育成、中小事業者の活用促進を図るため、BIMモデルを一元的に管理する「BIMマネージャー(仮称)」や、BIMモデルを作成する技術者向けの資格も創設する。
 推進会議では、早ければ8月中に将来像・工程表をまとめ、工程表に盛り込まれた個別課題を検討するための部会を設けるとしている。

提供:建通新聞社