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2021/06/02

労働災害 現場単位の発生頻度が低下

 厚生労働省がまとめた2020年の労働災害動向調査によると、総合工事業(工事現場)の労働災害の発生頻度を表す度数率は1・30となり、前年から0・39ポイント改善した。労働災害の重さを示す強度率も、0・05ポイント減の0・24と改善している。
 この調査は、主要産業の労働災害の発生状況を把握するために毎年行っているもので、総合工事業に対する調査は、労災保険の概算保険料160万円以上か、請負金額1億8000万円以上の現場約5400件が対象。
 工事の種類別にみると、土木工事の度数率は0・73ポイント減の0・88と大幅に発生頻度を減らした。強度率も0・24ポイント減の0・38と改善している。建築工事の度数率も0・31ポイント減の1・40と改善。強度率は前年と同じ0・21だった。

提供:建通新聞社