トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2021/08/06

足立議員「改良復旧に高い効果」

自民党の足立敏之参院議員は7月30日に鹿児島県内を視察した。鹿児島県さつま町では、7月に過去最大の降雨を記録したものの、2006年の洪水後の激甚災害特別事業(激特事業)や鶴田ダムの再開発が効果を発揮し、大きな被害が発生しなかった。足立議員は「再度災害を防止する改良復旧の重要性を改めて認識できた」と話す。
 九州南部の今年7月の降雨は、さつま町に06年の川内川洪水と同じ規模の降雨(24時間の降雨量446_)をもたらした。12時間雨量は354_と当時を大幅に上回る降雨量を記録。気象庁も、大雨特別警報を発出し、最大級の警戒を住民に呼び掛けた。
 06年の洪水は川内川の氾濫を引き起こし、浸水面積約1100f、死者2人の甚大な被害をもたらしたが、今回は大きな被害が発生することはなかった。06年の洪水後、川内川では、激特事業、鶴田ダムの再開発、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」などで1000億円を超える治水対策が行われており、被害を防止することができたという。
 足立議員は「気候変動によって激甚化する災害に対し、将来にわたって命と暮らしを守るインフラ整備が必要だ」と話し、対策の重要性を改めて強調した。足立議員は、29日に昨年7月の豪雨で被災した熊本県南部も訪れ、球磨川沿川の復旧状況も視察した。

提供:建通新聞社