トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2021/10/01

経営課題は材料価格上昇 2期連続の最多

 中小企業庁が行った中小企業景況調査で、7〜9月期の建設業の業況判断DI値は前期比2・0ポイント減のマイナス15・9となり、マイナス幅が拡大した。原材料・商品仕入れ単価DIは10・6ポイント増の57・8となり、材料価格の上昇傾向が強まっている。
 全産業の業況判断DIは、マイナス28・4(2・6ポイント減)と2期ぶりに低下。建設業の業種別では、総合工事業が4・1ポイント減のマイナス15・0、職別・設備工事業が0・2ポイント増のマイナス17・0となった。
 経営上の問題点を「材料価格の上昇」と回答した企業は24・5%となり、2期連続で最も多くなった。調査対象企業からは、ウッドショックによる木材の値上がりにより、「値上げ差額分を自社で負担しているため、かなりの利益減が生じている」(建設業、沖縄県)との声も出ているという。

提供:建通新聞社