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2022/11/14

CCUS活用企業に栄誉 大臣賞3社を表彰

建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用し、若年人材の確保・育成に取り組む企業を対象とする「建設人材育成優良企業表彰」の表彰式が11月11日に開かれた。国土交通大臣賞を受賞した草野作工(北海道)、鹿島・鹿島事業協同組合連合会(東京都)、旭建設(宮崎県)の代表者らに斉藤鉄夫国交相が表彰状を手渡し、その栄誉を称えた。
 表彰後の懇談で、選考委員長を務めた古阪秀三氏は「優れた取り組みを、なるべく世の中に発信していってほしい」と注文。建設分野の人材確保・育成につながるよう期待を寄せた。
 草野作工の草野量文専務は、多発する災害への対応にも下請けの力が欠かせないことを強調。「彼らが適切な利益を出せるようにしなくては」との認識を示した。
 鹿島の天野裕正社長は、技能者となる若年人材を確保するには「人生設計ができるようにし、それを社会に発信していく必要がある」と力説。社会的に「建設業へのリスペクト」を育む必要性を述べた。
 旭建設の黒木繁人社長は、担い手確保の環境整備を通じて「なりたい職業のナンバーワンになれば」と述べた。安定した公共投資が下請けを含め、地域の安全・安心を守る建設業を支えることも指摘した。
 これを受け、斉藤国交相は「CCUSは大きな魅力アップのツール」と強調。長橋和久不動産・建設経済局長も「システムがさらに使われるよう、一段踏み込んで取り組む」と意気込みを述べた。

提供:建通新聞社