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2023/01/31

2・5%減の7476万㎥ 22年の生コン出荷

 全国生コンクリート工業組合連合会(全生連、吉野友康会長)と同協同組合連合会(同)のまとめによると、2022年(1〜12月)の全国での生コン出荷は、前年比2・5%減の7476万立方bだった。4年連連続のマイナスで、調査を開始した1976年以来の最低量を更新した。前年と比べ民需は増加したが、官公需の約1割の落ち込みが響いた。
 出荷先別では、官公需は前年比10・2%減の2512万立方bで、9年連続のマイナス。民需は2・0%増の4965万立方bで、3年ぶりにプラスした。
 地域別の出荷量は▽北海道313万立方b(前年比7・6%減)▽東北502万立方b(14・3%減)▽関東一区1930万立方b(0・4%減)▽関東二区624万立方b(6・0%増)▽北陸312万立方b(8・2%減)▽東海916万立方b(3・5%減)▽近畿1081万立方b(2・4%減)▽中国414万立方b(4・9%減)▽四国297万立方b(6・7%減)▽九州1077万立方b(2・3%増)―。
 地区別でプラスしたのは関東二区と九州のみ。関東二区は茨城県内の大幅な出荷増や、長野や山梨県内でのリニア関連が支えた。九州は福岡市内の再開発や、熊本や佐賀県内での半導体工場建設が押し上げた。

提供:建通新聞社