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2024/03/05

高速道路の4車線化 11カ所・57`で着手へ

 国土交通省は、暫定2車線区間で供用している高速道路の4車線化で、2024年度に新規着手する候補として11カ所・約57`を選定した。事業費は全体で約3560億円を見込む。23年に成立した改正道路整備特措法に基づく高速道路の料金徴収期間延長で得た財源を活用して整備する。今後、事業許可に必要な手続きを進める。
 新たな4車線化の候補箇所は、課題の大きな優先整備区間として19年に選定していた延べ約880`から、災害リスクや渋滞の程度、事故発生率などを勘案して決めた。
 さらに、今後に事業実施環境を整えるための調査に着手する5カ所約30`も別途、選定した。現地の状況による工法の再検討、関係機関との調整などにより着工まで時間を要する実態があることから、正確な事業費の把握、工法検討に必要な調査・設計などを行うことにした。
 新たに候補箇所となった区間の概要は次の通り。
■4車線化候補箇所
 ▽道東自動車道(追分町IC〜夕張IC)―4・1`、約250億円▽秋田自動車道(横手北スマートIC〜大曲IC)―7・9`、約360億円▽常磐自動車道(山元南スマートIC〜山元IC)―5・5`、約210億円▽磐越自動車道(西会津IC〜津川IC)―8・7`、約660億円▽東海北陸自動車道(飛騨清見IC〜白川郷IC)―4・3`、約300億円▽山陰自動車道(松江玉造IC〜宍道JCT)―3`、約180億円▽徳島自動車道(美馬IC〜吉野川SAスマートIC)―4・8`、約260億円▽松山自動車道(伊予IC〜内子五十崎IC)―5・3`、約400億円▽東九州自動車道権田道路(みやこ豊津IC〜築城IC)―1・2`、約70億円▽東九州自動車道(末吉財部IC〜国分IC)―7・1`、約520億円▽西九州自動車道武雄佐世保道路(武雄南IC〜波佐見有田IC)―4・6`、約350億円
■準備調査候補箇所
 ▽富津館山道路(富津竹岡IC〜鋸南保田IC)―6・8`▽東海北陸自動車道(飛騨清見IC〜白川郷IC)―11・9`▽舞鶴若狭自動車道(三方五湖スマートIC〜若狭三方IC)―1・6`▽東九州自動車道(行橋IC〜みやこ豊津IC)―5・5`▽東九州自動車道(臼杵IC〜津久見IC)―4・2`

提供:建通新聞社