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2024/03/14

測量士資格の在り方見直し 技術レベル、教育機関検討へ

 国土地理院は、測量士・測量士補資格の在り方を見直す。学識者による有識者検討会を設置し、担い手不足の解消や、測量教育の新技術への対応といった課題への対応を話し合う。2024年度中をめどに議論をまとめるが、必要に応じて検討会を継続することも視野に入れる。3月12日に開いた測量行政懇談会で提示した。
 測量技術者は40代後半から60代にボリュームゾーンがある一方、20代、30代が少なく、年齢構成に偏りが生じている。また、大学と短期大学、専門学校の卒業生、測量士試験の合格者とで、測量に関して習得した知識の差が指摘されていた。新技術活用に対応した測量教育も必要となっている。
 こうした課題を踏まえ、検討会では▽これからの測量士・測量士補に求められる役割と技術レベルの再定義▽測量に関する教育機関における測量教育の在り方▽測量士および測量士補となる資格の在り方―について検討する。
 12日の測量行政懇談会では委員から、担い手確保だけを前面に出さず、測量士・測量士補の質の確保にも目を配るよう求める意見が出た。

提供:建通新聞社