トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2025/07/31

違法な長時間労働 建設業は3.4%減少

 厚生労働省によると、2024年度に長時間労働の疑いで監督指導した建設業の事業場は、1923カ所で、監督指導事業場全体の7・3%を占める結果となった。このうち、労働基準関係の法令に違反していた事業場は1567カ所となり、前年度と比べ10・4%増加した。。
 違反事項別に見ると、時間外労働の上限を超えて時間外労働を行わせているなど、違法な時間外労働をさせた事業場が749カ所となり、3・4%減少した。前年度から、賃金を払わずに残業させていた事業場が30・1%増の186カ所あった。
 月80時間を超える時間外・休日労働を行った労働者から医師による面接指導の申し出があったにもかかわらず、面接指導を実施していないなど、健康障害防止措置を怠っていた事業場が391カ所(14・7%増)あった。
 監督指導した事業場の総数は2万6512カ所。業種別に見ると、商業、製造業、保健衛生業、接客娯楽業、建設業の順で多かった。事業場の規模別に見ると、29人以下の事業場での監督指導が全体の63・4%と大半を占めた。

提供:建通新聞社