国土交通省は、業務成績評定の入力ミスが見つかったことを受けて停止していた建設コンサルタント業務の入札契約手続きを再開した。過去5年間に行った成績評定約6万1000件を精査したところ、このうち約510件で入力ミスが見つかったことも明らかにした。今回のミスを受け、工事成績についても入力ミスがなかったか精査する。
国交省では8月4日から、港湾空港関係を除く直轄業務を対象に、指名通知や特定通知、落札決定、契約締結などを停止していた。入力ミスの修正が完了したため、契約結果などへの影響の有無を確認した上で、手続き再開を順次、相手方に連絡している。
今後、既に契約した業務についても入力ミスによる影響がないかを調べる。各地方整備局で入力ミスの原因と対策について有識者委員会で検証する。
提供:建通新聞社