トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2025/08/22

1級建築・電気の1次検定合格者、過去20年で最多

 建設業振興基金は8月22日、2025年度1級建築・電気工事施工管理技術検定第1次検定の実施結果を発表する。建築の合格者数は2万0294人で、前年度比49・0%の大幅増となった。電気工事も1万0290人で17・1%と大きく増えた。建築・電気工事のいずれも受験者数が伸びたことに加えて、合格率が上昇。建築、電気のいずれも直近20年間でも最多の合格者数となった。
 建築の結果を見ると、受験者数は4万1812人で、前年度比11・1%増となった。直近20年間で受験者数が4万人を超えるのは初めて。このうち2万0294人が合格し、合格率は12・4ポイントアップの48・5%となった。
 電気工事の受験者数は2万4821人で3・7%増。こちらも、直近20年間で最多となった。このうち1万0290人が合格し、合格率は4・7ポイントアップの41・5%だった。
 1級第1次検定の受験資格は24年度から見直され、学歴・実務経験年数を問わず19歳以上であれば受験できるようになった。これにより24年度はいずれの検定種目も受験者数・合格者数が大きく増加していた。建築・電気工事では、25年度にさらに受験者・合格者数が増加した形だ。
 試験日は建築が7月20日、電気工事が7月13日。それぞれ、全国10地区(札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄)で実施した。合格者は8月22日に建設業振興基金のウェブサイト上で公表する。合格基準と試験問題、正答も公表する。合格者には合格通知書を送付し、不合格者には不合格の結果と成績を通知する。

提供:建通新聞社