厚生労働省がまとめた主要企業の2025年夏のボーナスの妥結状況によると、建設業の平均妥結額は前年比8・92%増の109万7156円(加重平均)となり、造船、自動車に次いで全産業で3番目に高かった。伸び率は全産業で5番目に高くなっている。
調査対象は、資本金10億円以上、従業員1000人以上で労働組合のある大企業342社。全産業の平均妥結額は5・31%増の94万6469円となり、過去最高となった。
建設業の対象企業数は24社で、平均年齢は36・8歳。建設業の平均妥結額が前年を上回るのは3年連続で、妥結額は比較可能な04年以降のデータで見ると最も高い水準となっている。
他産業の平均妥結額を見ると、最も伸び率が高かったのは造船業の24・11%増で、卸・小売の14・43%増、金融の10・94%増が続いた。
提供:建通新聞社