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中央ニュース

2025/12/12

耐震性ない学校施設は161棟 うち、小中学校は93棟

 文部科学省の調査によると、2025年4月1日時点で耐震化されていない公立学校施設は161棟となった。前年と比べ34・8%減少し、耐震化率は0・1ポイント増の99・9%になった。特別支援学校の耐震化率は100%で、全ての施設が耐震性を確保した。
 耐震化されていない施設の内訳は、小中学校が93棟(耐震化率99・9%)、幼稚園が28棟(98・8%)、高等学校が40棟(99・9%)。小中学校では、26年4月までに残棟数が70棟、27年4月までに47棟まで減少する見込みだ。
 また、吊り天井などの落下防止対策がされていない屋内運動場・武道場・講堂・屋内プールの施設数は、全体で30・0%減の98棟だった。残棟数の内訳は小中学校85棟、高等学校12棟、特別支援学校1棟となる。
 屋内運動場などの吊り天井以外の非構造部材についても調査。耐震点検実施率が1・2ポイント増の98・7%、耐震対策実施率が3・2ポイント増の71・0%だった。

提供:建通新聞社