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2026/02/02

25年の住宅着工74万戸 62年ぶりの低水準

 2025年の新設住宅着工数が、1963年に次いで最も少ない74万0667戸となったことが、国土交通省の建築着工統計調査で明らかになった。リーマン・ショックの影響で落ち込んだ2009年の着工戸数よりも少ない。住宅価格や労務費の高騰、改正建築物省エネ法・建築基準法の施行などが着工戸数の減少に影響した。
 利用関係別の着工戸数を見ると、持ち家が7・7%減の20万1285戸、貸家が5・0%減の32万4991戸、分譲住宅が7・6%減の20万8169戸といずれも減少した。
 分譲住宅のうち、マンションが12・2%減の8万9888戸で、15年ぶりに10万戸に届かなかった。労務費や資材価格の高騰だけでなく、開発適地の取得しづらいことも要因の一つだという。
 一戸建て住宅は4・3%減の11万5935戸。住宅価格の上昇に伴う購入意欲の低下により、土地の仕入れを控える事業者も多い。国交省は、「減少幅は小さくなったものの、引き続き弱含み」と見ている。
 地域別では、首都圏が5・9%減の26万8730戸、中部圏が7・1%減の8万5056戸、近畿圏が1・6%減の13万0020戸、その他地域が9・2%減の25万6861戸だった。
 また、25年の着工戸数の動向を見ると、4月の改正建築物省エネ法・建築基準法の施行が大きく影響したことが分かる。2〜3月は、改正法施行前の駆け込みで大幅に着工戸数が増加し、4月以降はその反動による減少が10月まで続いた=グラフ参照。
 全ての建築物の着工床面積は、6・7%減の9585万平方bで、新設住宅着工数と同じく前年を下回った。このうち、民間非居住用は5・7%減の3308万平方b。用途別では、情報通信業用が9・2%増、金融業・保険業用が89・9%増と前年を上回った一方、不動産業用が33・8%減と大きく落ち込んだ。使途別でも、事務所が20・7%減、工場が18・5%減といずれも3年ぶりに減少に転じた。

提供:建通新聞社