トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2009/07/21

国家機関管理施設の吹付けアスベスト使用実態調査 113棟が未対策 国交省調べ

 国土交通省は、国家機関が管理する吹付けアスベスト使用実態調査のフォローアップ結果をまとめた。調査対象8万2583棟のうち、3月31日時点で吹付けアスベストなどの使用が確認された件数は468棟。うち355棟は封じ込めなどの飛散防止対策が実施されていたが、残る113棟は未対策となっている。また使用の有無が確認できていない施設も923棟あった。
 調査対象の施設は、各省各庁が所管する建築物などのうち国有財産に該当するもの。調査材料は「吹付けアスベスト」と「アスベストを含有する吹付けロックウール」とした。
 前回2008年5月31日時点の調査結果と比較すると、使用が確認できていない施設は5138棟から923棟へと大幅に減ったものの、未対策の施設数は前回の137棟から24棟の減少にとどまった。
 国交省は未対策の施設を管理する各機関に対し、必要な措置を適切に講じるよう指導していく方針だ。

提供:建通新聞社