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2009/09/18

主要建設会社の第1四半期決算 受注高は35・2%減 建設経済研究所

 建設経済研究所は、2009年度第1四半期の主要建設会社決算分析をまとめた。大手から中堅まで39社の単体受注高は、景気悪化の影響を受けて前年度比35・2%減の1兆4575億0300万円と大幅に減少した。工事種類別では、建築が36・7%減の9731億4300万円、土木が30・4%減の4392億9400万円といずれも3割以上のマイナスとなった。
 企業規模別では、大手が42・4%減の6492億8300万円、準大手が31・1%減の5136億0100万円、中堅が22・2%減の2946億1900万円となり、大手ほど減少幅が大きい結果となった。シェア別に見ても、大手が前年度の50・1%から44・5%となったのに対し、準大手は33・1%から35・2%、中堅は16・8%から20・2%とシェアが高まった。
 連結売上高は4・4%減の2兆5976億3200万円だったが、売上総利益率は6・6%と前年度よりも0・2%改善した。有利子負債は3兆2509億8300万円と、前年度に比べ2・3ポイント増えた。
 これまで建設経済研究所は主要建設会社決算分析を半期と通期の年2回発表してきたが、今回から四半期ごとに公表していく。竹中工務店は第1四半期と第3四半期の決算を公表していないため、今回の分析結果には含まれていない。

提供:建通新聞社