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2010/09/15

主要建設会社の10年度第1四半期決算 単体受注高は6・3%減 建設経済研究所

 建設経済研究所は、2010年度第1四半期の主要建設会社決算分析をまとめた。大手から中堅まで39社の単体受注高は、世界同時不況の影響で大幅減となった前年度よりも6・3%減の1兆3397億4000万円だった。2年前と比較すると約4割落ち込んだことになる。工事種類別では、建築が1・7%減の9547億8300万円、土木が16・2%減の3469億4200万円だった。
 単体受注高を企業規模別に見ると、大手が14・6%減の5544億3100万円だったのに対し、準大手は前年度と同水準の4915億6000万円、中堅は1・8%増の2937億4900万円と、大手の落ち込みが目立った。特に土木に絞ると、大手は13・6%減の1158億7100万円で、2年前の08年度と比較すると55・6%減と半分以下の受注高となった。
 全体の連結売上高は15・8%減の2兆1591億9500万円だったが、売上総利益率は各社の採算性を重視した選別受注と工事採算の改善努力により、前年同期より2ポイント増の8・5%となった。

提供:建通新聞社