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中央ニュース

2012/04/27

11年度の大手50社受注高 4年ぶりに増加

 2011年度に大手建設業50社が受注した工事の総額は、前年度比7・1%増の10兆7829億円になったことが国土交通省の調査で分かった。07年度以来4年ぶりの増加。東日本大震災の復旧・復興などの影響で、公共機関や製造業からの受注高が大きく伸びた。過去最低を記録した前年度からは回復したものの、調査開始以来下から3番目の数字で、依然として低水準が続いている。
 受注総額を工事種類別で見ると、建築が3・4%増の7兆3605億円、土木が16・1%増の3兆4224億円となった。
 国内の民間工事の受注高は3・7%増の7兆2367億円。発注者別では製造業が29・2%増の1兆5683億円と2年連続で増加した反面、非製造業は1・7%減の5兆6684億円と4年連続で減少した。
 公共機関からの受注は、復興需要などを反映して22・7%増の2兆4884億円となった。国の機関が12・6%増の1兆4039億円、地方の機関が38・8%増の1兆0845億円といずれも増加に転じた。
 海外工事は14・3%増の5870億円で5年ぶりに増加した。

提供:建通新聞社