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2012/08/14

7〜9月の建設投資8%減 物調

 建設物価調査会が行った調査によると、民間企業の7月〜9月期の設備投資額は前年同期比8・5%減の1兆6272億円になることが分かった。建設投資は5424億円で8%減だったが、製造業はこのうち1164億円で23・3%増加した。復興需要が自動車関連部材の工場建設などに波及し、製造業の投資を押し上げた。
 建設投資額を投資区分別に見ると、非住宅建築が8・3%減の3410億円、土木が11・3%減の1806億円、住宅(賃貸住宅)が45・1%増の207億円となった。 産業別では、非製造業が4259億円で14%の減少。通信業、保険業、鉄道業が増加するものの、電気業、不動産業、陸運業で減少を見込んでいる。一方、製造業は23・3%増の1164億円で、電気機器製造業、鉄鋼業が減少し、食料品製造業や化学工業などが増加するとした。
 建設物価調査会では、7〜9月期の調査結果とともに、2011年度の設備投資の実績値も発表。これによると、11年度の設備投資実績は前年度比0・2%増の7兆2147億円となった。このうち建設投資は3・4%増の2兆5486億円となり、4年ぶりに増加した。

提供:建通新聞社