トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2012/08/15

CIM技術検 合同WG初会合 

 調査・設計・施工の建設関係団体などで構成するCIM技術検討会(事務局・日本建設情報総合センター・JACIC)は9日、「基本問題・データモデル・属性WG」と「計測技術・情報化施工WG」の初会合を合同で開いた。CIMで活用する技術や実現する施策をまとめ、9月末の次回技術検討会で決定する。検討成果は国土交通省が設置したCIM制度検討会にも報告。2012年度下期に試行するCIMモデル事業を選定・実施する際の参考にする。
 技術検討会は、3次元データモデルを活用した新たな建設管理システムであるCIMの実現を技術面から検討するために7月に設置。WGは測量・地質調査・設計・施工・維持管理の技術開発の方向性やデータ連携の在り方について具体的に調査・検討する。
 まずは直轄業務で試行するCIMのモデル事業の推進とフォローを、国交省の制度検討会と連携して取り組んでいく。
 合同WGの初会合では、JACICが東日本大震災被災地の道路事業で実施したCIM模擬実験の概要を紹介。また全国測量設計業協会連合会や建設コンサルタンツ協会、日本建設業連合会など委員会の構成団体が3次元データを活用した取り組みを報告した。
 その上で、CIMの具体的イメージやモデル事業の実施内容について意見交換した。9月に次回WGを開いてCIMを導入するに当たっての具体的なイメージをまとめる考えだ。

提供:建通新聞社