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2012/09/19

再エネ設備認定7万3000件 固定価格買取制度

 経済産業省は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の設備認定状況(8月末時点)を発表した。設備認定件数は7万2660件で、7月末からの1カ月間で新たに3万8965件が認定を受けた。件数ベースで見ると、認定設備の9割以上を住宅用太陽光発電が占めているが、認定出力では発電規模が大きいメガソーラーや大型風力発電の総発電量が占める割合が7割を超えている。
 電源別の認定件数と発電量は▽太陽光発電(10`h未満)6万9258件・30万5770`h▽同(10`h以上)3379件・72万4569`h▽風力発電(20`h以上)14件・26万2010`h▽水力発電(200`h未満)7件・369`h▽同(200`h以上1000`h未満)1件・519`h▽バイオマス発電(未利用木質)1件・5700`h―となっている。
 7月末時点で認定がゼロ件だったバイオマス発電については、山形県の木質バイオマス1件の設備を初めて認定。同じくゼロ件だった地熱発電の認定は今回もなかった。
 認定した設備容量は累計で約130万`hだが、稼働を開始した設備容量は約68万`hと認定のほぼ半分。経産省では、下半期に入ると設備認定後に建設中のメガソーラーなどが運転を開始する予定で、事業用太陽光を中心に数字が伸びるとみている。

提供:建通新聞社