トップページお知らせ >中央ニュース

お知らせ

中央ニュース

2012/09/19

12年度は対象職種なし 技能検定統廃合

 厚生労働省の「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」は14日に会合を開き、2012年度に統廃合する職種をなしとする結論をまとめた。検討対象候補となっていた「枠組壁建築」は11年度の受検申請者数が前年度の2倍に急増したため、12年度の申請者数を踏まえて対象から除外することを検討するとした。
 検討会では、技能検定136職種のうち、過去6年間の受験申請者数の平均が100人以下の職種を対象に統廃合を検討している。
 枠組壁建築は、06〜11年度の申請者数の平均は95人で100人を下回ったものの、11年度の申請者が205人と統廃合の基準を大幅に上回ったことから、12年度の申請者数を踏まえて結論を出すことにした。
 日本ツーバイフォー建築協会によると、枠組壁建築はリフォーム需要の高まりで新規参入が増加していることに加え、東日本大震災の影響で耐震性の高さに注目が集まり、東北地方では技能者不足も起こっているという。厚労省では、同協会が技能検定の合格者に報奨金を支給していることも、申請者数の急増につながっていると見ている。

提供:建通新聞社