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2012/10/09

「個別予算を精査」平野復興相 復興予算の被災地外使用 

 東日本大震災の復興予算の被災地以外での使用が批判されている問題について、平野達男復興大臣は5日の閣議後の会見で「個別予算について精査している」とした上で「どういった問題があるのか強い関心を持って見ていく」と述べた。復興予算には、防災・減災に効果がある公共事業費などに充当する「全国防災対策」に既に約1兆円を予算措置しているが、衆院決算行政監視委員会が執行状況を調査することを検討している。
 昨年7月にまとまった復興基本方針には、集中復興期間5年間で投じる復興予算約19兆円のうち、約1兆円を全国的な防災・機能を強化する全国防災対策に充てるとされていた。既に2011年度予算3次補正予算で5752億円、12年度当初予算に4827億円が計上され、被災地以外の学校耐震や道路の防災・減災対策事業などに使用されている。
 衆院決算行政監視委員会では、全国防災対策など被災地外への復興財源の投入を問題視し、閉会中審査を行うことを検討している。平野復興相は被災地外への復興財源の投入について「指摘が必ずしも正しくないものもあるし、指摘以上に厳しい内容の事業もあると思っている」などと述べ、執行状況を検証する考えを示した。
 全国防災対策については、13年度予算の概算要求にも9412億円が計上されている。今回の問題がどう決着するかで、13年度予算の編成に影響を与える可能性もある。

提供:建通新聞社