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2012/10/22

住宅リフォーム市場 15年度には8兆5000億余

 2015年度の住宅リフォーム市場規模は11年度に比べ12・6%増の8兆5295億円になるという推計を、民間調査会社の富士経済がまとめた。住宅種類別の内訳は、戸建て住宅が10・6%増の5兆7801億円、集合住宅が17・1%増の2兆7494億円。太陽光発電や家庭用燃料電池、ヒートポンプ式給湯器、LED照明器具の導入といった創エネ・省エネリフォーム分野が大きく伸びるとみている。
 12年度の住宅リフォーム市場は、東日本大震災の復旧・復興で対応しきれなかったリフォーム需要の取り込みが進み、前年度より市場の伸びが大きくなり、13年度と15年度には段階的な消費増税を受けての駆け込み需要が期待されるという。
 住宅リフォームをコンセプト別に見ると、太陽光発電システムや家庭用燃料電池などの「創エネリフォーム」が、11年度の3655億円から15年度は133・1%増の8519億円へと大幅に伸びると予測。ヒートポンプ式給湯器やLED照明器具、HEMS(ホームエネルギー・マネジメントシステム)など「省エネリフォーム」も、11年度の1774億円から93・1%増の3425億円になるとした。一方、「耐震リフォーム」は、東日本大震災直後に急増したものの、増改築を伴う大規模な工事が必要となることが多いため、11年度比1・2%減の4130億円にとどまる見込みだ。

提供:建通新聞社