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2012/12/19

インスペクション・ガイドラインを12年度策定 国交省

 国土交通省は、中古住宅の状態や品質を第三者が客観的に検査・調査する「インスペクション」(建物検査)を普及させるため、資格者が備えるべき技術的能力や検査・調査項目の在り方を示すガイドラインを2012年度中にまとめることを決めた。その具体化に向けて、「既存住宅インスペクション・ガイドライン検討会」の初会合を12月27日に開く方針だ。
 国交省が12年3月にまとめた中古住宅リフォームプランでは、@中古住宅流通市場の環境整備Aリフォーム市場の環境整備B既存住宅ストックの質の向上の促進C中古住宅流通・リフォームの担い手の強化D住環境・街並みの整備―の計5項目に沿って取り組みを総合的に推進していく方針を提示。このうち、中古住宅流通市場の環境整備に当たっては、インスペクションを普及促進するためのガイドラインをまとめる必要性を指摘した。
 これを踏まえ国交省は、中古住宅の売買時に当事者などの依頼に基づいて実施する建物検査を主な対象として、その調査方法や適正な業務を実施するための留意事項などをガイドラインとして明確化することにした。
 検討会は12月27日の初会合を含め計3回程度開く。座長には首都大学東京の深尾精一教授が就任する。

提供:建通新聞社