第2次安倍内閣の発足を受けて、新たな国土交通相に公明党の太田昭宏前代表(衆院、東京12区)が就任した。公明党からの国交相就任は北側一雄氏、故冬柴鐵三氏に続いて3人目。年明けには、防災・減災を柱とする大型補正予算の編成などが控えており、さっそく国交相としての手腕が問われることになる。
太田国交相は、1945年愛知県新城市生まれ。京都大学で土木工学を学び、71年に大学院修士課程を修了。その後、公明党機関紙局に入社し、国会取材などを担当した。93年に第40回衆院選で初当選し、党の国会対策委員長、災害対策本部長などを歴任。06年には党代表に就いた。民主党に政権が交代した前回09年の衆院選では落選したが、今回の選挙で当選し国政に復帰した。
太田 昭宏氏(おおた・あきひろ)京大大学院修了。93年衆院議員選挙で初当選し、現在6期目。67歳。
提供:建通新聞社