建設業情報管理センター(CIIC)は、建設業許可や経営事項審査に関する「建設業情報管理システム」を更新した次期システムの「CIIS7」の運用を8日から開始すると発表した。次期システムでは経審改正時の再申請に必要なデータ入力の負担軽減を図るほか、データの二重化を図って災害発生時に早期復旧が可能なようにする。
建設業情報管理システム(CIIS)は、建設業許可や経審の申請に関するデータ作成・登録・通知書の出力などを行うシステム。2011年度時点で、建設業許可約48万業者、経営事項審査約15万社のデータ処理・管理を行っている。
8日から運用を開始するCIIS7は、国土交通省や都道府県などが参加した「建設業情報管理システム運営委員会」で決定したコンセプトを基にシステムを構築。
具体的な変更点としては▽開発手法や開発言語などの見直しによるシステム対応▽大規模な改修を求められるために未実施であった要望や従来からの課題に対応▽経審改正時の再審査に必要なデータ入力の負担軽減▽新旧基準への対応▽画面遷移・メッセージ・操作説明書などの見直し―など。
提供:建通新聞社